銀行口座から別の銀行口座へお金を振り込むとき、気になるのが「他行宛て振込手数料」です。
家賃の支払い、家族への仕送り、貯蓄用口座への資金移動など、他行宛ての振込を毎月利用している人も多いのではないでしょうか。
1回あたりの手数料は数十円から数百円程度でも、毎月何度も振り込むと年間では大きな負担になります。
例えば、1回220円の振込手数料を毎月5回支払った場合、年間の手数料は13,200円です。
しかし、銀行選びや振込方法を工夫すれば、他行宛て振込の手数料を無料にしたり、大幅に節約したりできます。
この記事では、他行宛て振込手数料を節約する具体的な方法、おすすめの銀行、無料回数を活用するコツを詳しく解説します。
他行宛て振込手数料とは?
他行宛て振込手数料とは、振込元の銀行とは異なる金融機関の口座へお金を振り込む際に発生する手数料です。
例えば、次のような取引が該当します。
- 三井住友銀行から楽天銀行へ振り込む
- ゆうちょ銀行からGMOあおぞらネット銀行へ振り込む
- 楽天銀行からPayPay銀行へ振り込む
一方、同じ銀行の口座間で振り込む場合は、インターネットバンキングを利用すれば無料となるケースが一般的です。
他行宛て振込手数料は、銀行や振込方法によって異なります。
特に、ATMや窓口から振り込む場合と、スマートフォンアプリやインターネットバンキングから振り込む場合では、手数料に大きな差が生じることがあります。
そのため、振込手数料を節約するには、まず現在利用している銀行の手数料体系を確認することが重要です。
他行宛て振込手数料を節約する5つの方法
他行宛て振込手数料を節約する方法は、主に次の5つです。
| 節約方法 | おすすめの人 |
|---|---|
| 振込手数料無料の銀行を利用する | 毎月振込を利用する人 |
| 無料回数の優遇サービスを活用する | 給与受取や預金残高の条件を満たせる人 |
| ことら送金を利用する | 家族や友人へ少額送金する人 |
| 同じ銀行の口座を利用する | 家族間や自分の口座間で資金移動する人 |
| ATM・窓口からネット振込へ切り替える | 現在ATMや窓口を利用している人 |
それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
- 1. 他行宛て振込が無料になる銀行を利用する
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最も簡単な節約方法は、他行宛て振込手数料が無料になる銀行を利用することです。
ネット銀行を中心に、毎月一定回数まで他行宛て振込が無料になるサービスがあります。
例えば、無料回数が月5回の銀行を利用すれば、月5回までの振込手数料を節約できます。
ただし、無料回数は銀行によって異なります。
口座を持っているだけで無料回数が付与される銀行もあれば、預金残高や取引状況によって無料回数が決まる銀行もあります。
銀行を選ぶ際は、次のポイントを確認しましょう。
- 毎月の無料振込回数
- 無料回数を獲得するための条件
- 無料回数を超えた場合の手数料
- 無料回数の対象となる振込方法
無料回数だけでなく、条件や超過後の手数料まで確認することが大切です。
- 2. 給与受取や預金残高による優遇サービスを活用する
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銀行によっては、給与受取や預金残高などの条件を満たすことで、他行宛て振込の無料回数が増えるサービスを提供しています。
例えば、次のような条件があります。
- 給与や年金を受け取る
- 一定以上の預金残高を維持する
- 銀行が指定するサービスを利用する
- 銀行口座と証券口座を連携する
- 銀行の会員ランクを上げる
代表的なサービスとして、楽天銀行のハッピープログラム、auじぶん銀行のじぶんプラス、ドコモSMTBネット銀行のスマートプログラムなどがあります。
ただし、優遇条件は銀行ごとに異なり、条件を満たしても無料回数が増えるタイミングが翌月になる場合があります。
また、給与受取の判定方法や対象取引にも注意が必要です。
自分が無理なく達成できる条件を選び、振込手数料を節約しましょう。
- 3. ことら送金を利用する
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個人間の少額送金であれば、ことら送金を利用する方法もあります。
ことら送金は、対応する金融機関のアプリなどから、個人宛てに少額の送金ができるサービスです。
1回あたり10万円以下の送金に対応しており、対応金融機関間の送金は原則として手数料無料です。
例えば、次のような用途に向いています。
- 家族への生活費の送金
- 友人との食事代の精算
- 子どもへの仕送り
- 自分名義以外の口座への少額送金
通常の銀行振込と異なり、相手の口座番号ではなく、携帯電話番号やメールアドレスを利用して送金できる場合もあります。
ただし、利用できる金融機関や送金方法はサービスによって異なります。
また、ことら送金は個人宛ての送金が対象です。家賃や事業者への支払いなど、通常の銀行振込が必要な場面では利用できない場合があります。
少額の個人間送金なら、通常の銀行振込をする前にことら送金を確認するのがおすすめです。
- 4. 同じ銀行の口座を利用する
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自分の口座間で資金を移動する場合は、同じ銀行の口座を利用することで振込手数料を節約できる場合があります。
例えば、給与受取口座と貯蓄用口座を同じ銀行にまとめれば、銀行によっては口座間の振込が無料になります。
また、家族が同じ銀行を利用している場合も、同行宛て振込が無料になるケースがあります。
ただし、同じ銀行であっても、支店や口座の種類によって取り扱いが異なる場合があります。
口座をまとめる際は、振込手数料だけでなく、預金金利やATM利用条件も比較しましょう。
- 5. ATM・窓口からネット振込へ切り替える
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現在、ATMや窓口から他行宛て振込をしている場合は、インターネットバンキングや銀行アプリに切り替えるだけで手数料を節約できる可能性があります。
例えば、三井住友銀行の他行宛て振込手数料は、SMBCダイレクトでは154円(3万円未満)または220円(3万円以上)ですが、窓口では口座出金の場合605円です。
振込方法によって、これだけの差が生じることがあります。
ネット振込には、次のようなメリットがあります。
- ATMや窓口へ行く必要がない
- 振込手数料を抑えやすい
- スマートフォンから手続きできる
- 振込履歴を確認しやすい
- 無料回数の優遇サービスを利用しやすい
ネット銀行を利用している人はもちろん、都市銀行や地方銀行を利用している人も、インターネットバンキングの利用を検討してみましょう。
他行宛て振込手数料が安いおすすめ銀行
他行宛て振込手数料を節約するなら、無料回数があるネット銀行を活用するのがおすすめです。
ここでは、Debit*Magazineで紹介している銀行を中心に、振込手数料の節約に役立つ銀行を紹介します。
なお、以下の銀行は無料回数や優遇条件が異なるため、自分の利用状況に合った銀行を選ぶことが重要です。
- GMOあおぞらネット銀行
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GMOあおぞらネット銀行は、他行宛て振込手数料を節約したい人におすすめのネット銀行です。
他行宛て振込手数料は、カスタマーステージに応じて無料回数が設定されています。
無料回数を超えた場合の手数料も比較的安く、頻繁に他行宛て振込を利用する人に向いています。
特に、次のような人におすすめです。
- 毎月複数回の他行宛て振込を利用する人
- ネット銀行をメインバンクとして利用したい人
- 振込手数料を抑えながら資金管理したい人
口座開設を検討する場合は、カスタマーステージの条件や無料回数を確認しましょう
- ドコモSMTBネット銀行
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ドコモSMTBネット銀行は、振込手数料の節約に加えて、スマートフォンを活用した銀行取引をしたい人におすすめです。
スマートプログラムのランクに応じて、他行宛て振込の無料回数が設定されています。
無料回数を増やすには、ランクの判定条件を確認することが大切です。
特に、毎月の振込回数が多い人は、無料回数を活用することで手数料の節約につながります。
- auじぶん銀行
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auじぶん銀行は、他行宛て振込の無料回数を活用したい人におすすめのネット銀行です。
じぶんプラスのステージに応じて、他行宛て振込の無料回数が増えます。
また、三菱UFJ銀行宛ての振込が無料になるなど、特定の銀行への振込を節約できる特徴もあります。
auのサービスを利用している人や、三菱UFJ銀行との資金移動が多い人は、候補に入れておきたい銀行です。
- 楽天銀行
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楽天銀行は、楽天サービスを利用している人におすすめのネット銀行です。
ハッピープログラムの会員ステージに応じて、他行宛て振込の無料回数が設定されています。
また、給与・賞与・年金の受取などによって、振込手数料の優遇を受けられる場合があります。
楽天銀行をメインバンクとして利用する場合は、預金金利やATM手数料の優遇も含めて比較するとよいでしょう。
- PayPay銀行
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PayPay銀行は、PayPayを利用している人や、スマートフォンで銀行取引を完結させたい人におすすめです。
給与受取などの条件によって、他行宛て振込手数料の優遇を受けられる場合があります。
また、本人名義のPayPay銀行口座や三井住友銀行口座への資金移動を活用することで、手数料を抑えられるケースがあります。
ただし、無料回数や対象となる取引には条件があるため、利用前に公式サイトで確認しましょう。
他行宛て振込手数料の節約効果をシミュレーション
他行宛て振込手数料は、1回あたりの金額が小さくても、利用回数が多いと年間の負担が大きくなります。
ここでは、振込手数料が1回220円の場合を例に、年間の手数料をシミュレーションします。
- 毎月の振込回数:5回
- 1回あたりの手数料:220円
- 毎月の無料回数:3回
無料回数を使わない場合の年間手数料:13,200円
無料回数を使った場合の年間手数料:5,280円
年間の節約額:7,920円
※毎月同じ回数を振り込むものとして計算。無料回数の適用条件や振込方法による違いは考慮していません。
例えば、毎月5回、1回220円の振込を行う場合、年間の手数料は13,200円です。
無料回数が月3回ある銀行を利用すれば、年間の手数料は5,280円となり、7,920円を節約できます。
無料回数を活用するだけでも、年間の支出を大きく抑えられることがわかります。
他行宛て振込手数料を節約する際の注意点
振込手数料を節約するために銀行を選ぶ際は、無料回数だけでなく、次の点にも注意しましょう。
- 無料回数には適用条件がある
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銀行の無料振込回数は、すべての利用者に同じ条件で適用されるとは限りません。
例えば、給与受取や預金残高などの条件を満たす必要がある場合があります。
また、無料回数が付与されるタイミングや、有効期限にも注意が必要です。
口座開設前に、無料回数の条件を確認しましょう。
- 無料回数を超えると手数料が発生する
-
無料回数を使い切った後は、通常の振込手数料が発生する場合があります。
毎月の振込回数が多い人は、無料回数だけでなく、超過後の手数料も比較することが重要です。
- 振込先の銀行によっては無料にならない場合がある
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銀行によっては、特定の金融機関宛ての振込だけが無料になるケースがあります。
また、本人名義の口座への振込と、他人名義の口座への振込で条件が異なる場合もあります。
振込先の銀行や口座名義を確認し、適用条件に合っているかを確認しましょう。
- 振込の反映時間にも注意する
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振込手数料が無料でも、振込の反映時間が希望に合わなければ、支払いに間に合わない可能性があります。
特に、家賃や公共料金など、支払期限がある振込では注意が必要です。
振込先の金融機関や振込時間によって、入金の反映タイミングが異なる場合があります。
他行宛て振込手数料に関するよくある質問
まとめ:他行宛て振込手数料は銀行選びと振込方法で節約できる
他行宛て振込手数料は、銀行選びや振込方法を工夫することで節約できます。
特に、次の5つの方法を活用するのがおすすめです。
- 他行宛て振込が無料になる銀行を利用する
- 給与受取や預金残高による優遇サービスを活用する
- ことら送金を利用する
- 同じ銀行の口座を利用する
- ATM・窓口からネット振込へ切り替える
毎月の振込回数が多い人ほど、手数料を節約する効果は大きくなります。
また、銀行を選ぶ際は、無料回数だけでなく、無料回数を超えた場合の手数料や適用条件も確認することが大切です。
自分の利用状況に合った銀行を選び、毎月の振込手数料を節約しましょう。

