銀行ATMを利用したときに、時間外手数料がかかってしまった経験はありませんか?
「仕事が終わるころには銀行の営業時間が過ぎている」「休日に現金が必要になった」「コンビニATMを使ったら手数料がかかった」など、ATMの利用時間に関する悩みは少なくありません。
ATMの時間外手数料は、1回あたり110円〜330円程度かかる場合があります。少額に感じても、毎月何度も利用すると年間で数千円の出費になることがあります。
しかし、銀行ATMの利用時間や手数料の仕組みを理解すれば、時間外手数料を避けることは十分可能です。
この記事では、銀行の時間外手数料を避ける方法、ATM手数料が無料になる時間帯、ネット銀行を活用した節約方法について詳しく解説します。
銀行の時間外手数料とは?
銀行の時間外手数料とは、銀行が定める所定の無料時間帯以外にATMを利用した際に発生する手数料のことです。
主に現金の引き出しや預け入れで発生しますが、利用する銀行やATMによって条件は異なります。
時間外手数料が発生する主なケース
時間外手数料が発生する代表的なケースは、次のとおりです。
- 平日の早朝や夜間に銀行ATMを利用する
- 土曜日・日曜日・祝日にATMを利用する
- コンビニATMを利用する
- 提携金融機関のATMを利用する
- 銀行が定める無料回数を超えてATMを利用する
特に注意したいのが、コンビニATMです。
コンビニATMは早朝や深夜でも利用できる場合がありますが、利用時間が長いからといって手数料が無料になるわけではありません。
また、同じATMを利用しても、キャッシュカードを発行した銀行によって手数料が異なることがあります。
時間外手数料はいくらかかる?
ATMの時間外手数料は、銀行やATMの種類、利用時間帯によって異なります。
一般的には、110円・220円・330円などの手数料が設定されています。
例えば、1回あたり220円の時間外手数料がかかるATMを月4回利用した場合、年間の手数料は次のようになります。
| 利用回数 | 年間の手数料 |
|---|---|
| 月1回 | 2,640円 |
| 月2回 | 5,280円 |
| 月4回 | 10,560円 |
| 月8回 | 21,120円 |
ATMの利用回数が多い人ほど、時間外手数料を避けるメリットは大きくなります。
時間外手数料を避ける7つの方法
銀行の時間外手数料を節約するには、単にATMを使わないようにするだけでなく、利用する時間帯や銀行口座を見直すことが重要です。
ここでは、具体的な節約方法を7つ紹介します。
- 1. 銀行ATMの無料時間帯に利用する
-
最も基本的な方法は、銀行が定める無料時間帯にATMを利用することです。
多くの銀行では、平日の日中に自行ATMを利用すると、入出金手数料が無料になる時間帯を設けています。
例えば、三菱UFJ銀行の普通預金口座では、同行ATMを毎日8時45分〜21時に利用すると、ATM利用手数料が無料になります。
ただし、無料時間帯は銀行によって異なり、土日祝日は平日と異なる条件が適用される場合もあります。
ATMを利用する前に、次の点を確認しましょう。
- 平日の無料時間帯
- 土曜日・日曜日・祝日の無料時間帯
- ATMの営業時間
- 利用するATMが自行ATMか提携ATMか
銀行のATMが近くにある場合は、無料時間帯にまとめて利用するだけでも手数料を節約できます。
- 2. 現金をまとめて引き出す
-
ATMの利用回数を減らすことも、時間外手数料を避ける有効な方法です。
例えば、毎週1回、時間外に現金を引き出している場合、月に4回程度のATM利用になります。
1回220円の手数料がかかるとすると、年間で10,560円の負担です。
一方、月に1回だけ無料時間帯に現金を引き出せば、ATM手数料を0円に抑えられます。
ただし、一度に多額の現金を持ち歩くことには盗難や紛失のリスクがあります。
必要な生活費を計画的に引き出し、現金を持ち歩きすぎないようにしましょう。
- 3. コンビニATMではなく自行ATMを利用する
-
コンビニATMは便利ですが、銀行によっては自行ATMよりも手数料が高く設定されています。
例えば、三菱UFJ銀行では、同行ATMとコンビニATMで手数料体系が異なります。
コンビニATMを利用する前に、近くに自行ATMがないか確認してみましょう。
ただし、コンビニATMでも銀行の優遇サービスや特典によって手数料が無料になる場合があります。
自行ATMとコンビニATMのどちらが安いかは、口座を持っている銀行の条件を確認することが大切です。
- 4. ATM手数料の無料回数がある銀行を利用する
-
銀行によっては、一定の条件を満たすことでATM手数料が無料になるサービスを提供しています。
例えば、次のような条件が設定されていることがあります。
- 給与振込口座に指定する
- 一定額以上の預金残高を維持する
- 住宅ローンなどの対象サービスを利用する
- 銀行が指定する会員ランクを達成する
- 対象の銀行アプリやサービスを利用する
無料回数は銀行によって異なり、月1回から複数回まで幅があります。
自分の利用状況に合った銀行を選ぶことで、時間外手数料を大幅に節約できる可能性があります。
- 5. ネット銀行のATM無料特典を活用する
-
ネット銀行は、ATM手数料を節約したい人にとって有力な選択肢です。
ネット銀行の中には、毎月一定回数までATM手数料を無料にするサービスを提供している銀行があります。
代表的なネット銀行には、次のような銀行があります。
- 楽天銀行
- GMOあおぞらネット銀行
- PayPay銀行
- ソニー銀行
- auじぶん銀行
ただし、ATM手数料の無料回数や対象ATM、適用条件は銀行によって異なります。
また、無料回数を超えた場合は手数料が発生することがあります。
口座を開設する際は、預金金利だけでなく、ATM手数料の無料回数も確認しておきましょう。
- 6. キャッシュレス決済を活用する
-
現金を使う機会を減らすことも、ATM手数料の節約につながります。
例えば、次のような決済方法を活用すると、ATMから現金を引き出す頻度を減らせます。
- クレジットカード
- デビットカード
- 電子マネー
- QRコード決済
日常の買い物をキャッシュレス決済に切り替えれば、現金が必要になる場面を減らせます。
特に、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどでキャッシュレス決済を利用すると、ATMを利用する回数を減らしやすくなります。
ただし、キャッシュレス決済にも利用できない店舗やサービスがあります。現金が必要な場面に備えて、ある程度の現金は用意しておくと安心です。
- 7. ATMを利用する前に手数料を確認する
-
ATMを利用する直前に、手数料を確認する習慣をつけましょう。
ATMの画面に手数料が表示される場合は、内容を確認してから取引を進めることが大切です。
また、銀行の公式サイトやアプリでは、ATM手数料や無料時間帯を確認できる場合があります。
特に、次のような場合は注意が必要です。
- 初めて利用するATM
- 他行のキャッシュカードを利用する場合
- 休日や夜間に利用する場合
- コンビニATMを利用する場合
- ATM手数料の無料回数を使い切っている場合
手数料を確認するだけでも、思わぬ出費を防ぎやすくなります。
銀行ATMの時間外手数料は何時からかかる?
銀行ATMの時間外手数料が発生する時間帯は、銀行によって異なります。
ここでは、代表的な銀行のATM手数料の考え方を紹介します。
- 三菱UFJ銀行のATM手数料
-
三菱UFJ銀行の普通預金口座では、同行ATMを毎日8時45分〜21時に利用すると、ATM利用手数料が無料になります。
それ以外の時間帯は、原則として110円のATM利用手数料がかかります。
また、スーパー普通預金(メインバンク プラス)で所定の優遇条件を満たすと、無料時間帯以外でも手数料が無料になる場合があります。
- 三井住友銀行のATM手数料
-
三井住友銀行では、コンビニATMの利用手数料が利用日や時間帯によって異なります。
また、毎月25日・26日などの特定日や、Oliveの選べる特典などによって、コンビニATM手数料が無料になる場合があります。
ただし、無料となる日や回数には条件があります。
- みずほ銀行のATM手数料
-
みずほ銀行のATMでは、平日8時45分〜18時の時間帯に、対象取引を無料で利用できる場合があります。
一方、早朝・夜間や土日祝日は、時間帯に応じて手数料がかかることがあります。
- ゆうちょ銀行のATM手数料
-
ゆうちょ銀行では、ATMの設置場所によって利用時間や手数料が異なります。
郵便局やゆうちょ銀行内のATMと、駅やショッピングセンターなどに設置されたATMでは、料金体系が異なる場合があります。
また、曜日や利用時間帯によって手数料が発生することがあるため、事前に確認しておきましょう。
※上記は手数料体系の概要です。具体的な金額や無料条件は変更される場合があります。利用前に各銀行の公式サイトで最新情報を確認してください。
時間外手数料を避けるならネット銀行がおすすめ
ATM手数料を継続的に節約したい場合は、ネット銀行の活用も検討しましょう。
ネット銀行は、店舗を持たない、または店舗を限定することで、利便性の高いオンラインサービスを提供しています。
ATM手数料についても、一定回数まで無料になるサービスを用意している銀行があります。
ネット銀行を利用するメリット
ネット銀行を利用する主なメリットは、次のとおりです。
- ATM手数料の無料回数を利用できる場合がある
- スマートフォンから残高や入出金履歴を確認できる
- 振込手数料が安い銀行がある
- 店舗に行かずに口座を管理できる
- キャッシュレス決済との相性がよい
特に、ATM手数料の無料回数がある銀行を選べば、夜間や休日に現金を引き出す場合でも手数料を節約できる可能性があります。
ネット銀行を選ぶときの注意点
ネット銀行を選ぶ際は、ATM手数料の無料回数だけでなく、次の点も確認しましょう。
- ATM手数料が無料になる条件
- 無料回数の対象となるATM
- 入金と出金で手数料が異なるか
- 無料回数を超えた場合の手数料
- スマートフォンアプリの使いやすさ
- 振込手数料や預金金利
ATM手数料の無料回数が多くても、条件を満たさなければ無料にならない場合があります。
自分の利用頻度や生活スタイルに合った銀行を選ぶことが大切です。
ATM手数料を節約するための銀行口座の使い分け
銀行口座を1つだけ利用している場合、ATM手数料を節約するために、複数の銀行口座を使い分ける方法もあります。
例えば、次のような使い分けが考えられます。
| 口座の役割 | 主な用途 |
|---|---|
| メインバンク | 給与振込・公共料金の引き落とし |
| ネット銀行 | ATM手数料・振込手数料の節約 |
| 貯蓄用口座 | 生活費とは別の貯蓄を管理 |
メインバンクで給与を受け取り、必要な金額をネット銀行へ移動して利用する方法です。
ただし、口座を増やしすぎると管理が複雑になるため、目的を明確にして使い分けることが重要です。
時間外手数料に関するよくある質問
まとめ|時間外手数料は利用時間と銀行選びで節約できる
銀行の時間外手数料は、利用時間やATMの種類、銀行の優遇サービスによって異なります。
ATM手数料を避けるためには、次のポイントを意識しましょう。
- 銀行ATMの無料時間帯に利用する
- 現金をまとめて引き出して利用回数を減らす
- コンビニATMより自行ATMを優先する
- ATM手数料の無料回数がある銀行を利用する
- ネット銀行のATM無料特典を活用する
- キャッシュレス決済を利用する
- ATM利用前に手数料を確認する
1回あたりの手数料は少額でも、毎月の利用回数が多いと年間で大きな差になります。
普段利用している銀行の手数料体系を確認し、自分に合った方法でATM手数料を節約しましょう。
Debit*Magazineでは、銀行口座の選び方や手数料の節約方法、ネット銀行の活用方法について詳しく解説しています。
ATM手数料を見直すことをきっかけに、銀行口座全体の使い方も見直してみてはいかがでしょうか。

