海外に住む家族への仕送りや、留学費用の支払い、海外口座への資金移動などで必要になる海外送金。
しかし、海外送金は国内の銀行振込と比べて手数料が高くなりやすく、送金する金額や利用する銀行によって、受取人に届く金額が大きく変わることがあります。
「海外送金の手数料が安い銀行はどこ?」
「Wiseなどの海外送金サービスは銀行よりお得なの?」
「できるだけ手数料を抑えて海外に送金したい」
このような疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
海外送金で手数料を節約するためには、単純に送金手数料の安い銀行を選ぶだけでは不十分です。為替レートに含まれる手数料や、中継銀行・受取銀行で発生する費用も確認する必要があります。
この記事では、海外送金手数料が安い銀行・サービスの特徴や比較方法、手数料を節約する具体的な方法をわかりやすく解説します。
自分の送金目的や金額に合ったサービスを選び、海外送金にかかる無駄なコストを減らしましょう。
海外送金手数料が安い銀行・サービスはどこ?
海外送金の手数料を抑えたい場合、まず比較したいのがオンライン海外送金サービスとネット銀行です。
一般的に、オンライン海外送金サービスは手続きが簡単で、送金前に手数料や受取額を確認しやすいという特徴があります。
一方、銀行の海外送金は、高額な送金や既存の銀行口座を活用した資金移動に適している場合があります。
代表的なサービスを比較すると、次のようになります。
| サービス | 主な特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| Wise (ワイズ) | 為替コストがわかりやすく、送金前に受取額を確認しやすい | 手数料を抑えたい人 |
| SBIレミット | 海外送金に特化。銀行口座宛てや現金受取などに対応 | 海外の家族へ仕送りする人 |
| 楽天銀行 | ネット銀行の海外送金サービスを利用できる | 楽天銀行を利用している人 |
| ソニー銀行 | 外貨関連サービスが充実している | 外貨預金や海外送金を利用する人 |
| 三菱UFJ銀行 | 大手銀行の海外送金サービスを利用できる | 銀行窓口や既存口座を活用したい人 |
| Western Union (ウエスタンユニオン) | 送金先によっては現金受取に対応 | 銀行口座を持たない相手に送金したい人 |
海外送金の手数料は、送金先の国や通貨、送金額、受取方法によって変わります。
そのため、すべてのケースで最も安いサービスを断定することはできません。
実際に送金する際は、各サービスの公式サイトで同じ条件を入力し、最終的な受取額を比較することが重要です。
海外送金手数料の仕組み|送金手数料だけで比較してはいけない理由
海外送金にかかる費用は、主に次の4つに分けられます。
- 1. 送金手数料
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送金手数料は、海外送金サービスを利用する際に支払う基本的な手数料です。
たとえば、日本からアメリカの銀行口座へ送金する場合、送金1回ごとに一定の手数料が発生するサービスがあります。
一方、送金金額や送金先によって手数料が変わるサービスもあります。
送金手数料が安いサービスを選ぶことは、海外送金の節約につながる基本的なポイントです。
- 2. 為替手数料
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海外送金では、日本円を米ドルやユーロなどの外国通貨に交換することがあります。
このとき、銀行や送金サービスが適用する為替レートには、為替コストが含まれている場合があります。
例えば、市場の為替レートが1ドル=150円だったとしても、送金サービスが1ドル=152円のレートを適用すれば、同じ金額を送金するために多くの日本円が必要になります。
この差が、実質的な為替コストになります。
海外送金では、送金手数料が無料でも、為替レートによっては割高になることがあります。
Wiseでは、ミッドマーケットレートを使用し、為替レートに独自の上乗せをせず、送金額や入金方法などに応じた手数料を提示しています。
- 3. 中継銀行手数料
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銀行を利用した海外送金では、送金元の銀行と受取銀行の間に中継銀行が入る場合があります。
中継銀行を経由すると、送金途中で手数料が差し引かれることがあります。
例えば、10万円を送金したつもりでも、中継銀行手数料が差し引かれることで、受取人の口座には予定より少ない金額が入金される可能性があります。
中継銀行手数料は、送金先の国や通貨、送金経路などによって異なります。
- 4. 受取銀行手数料
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海外送金では、受取人が利用する銀行でも手数料が発生する場合があります。
海外からの送金を受け取る際に「被仕向送金手数料」がかかる銀行もあります。
送金する側だけでなく、受取人側の費用も確認することが大切です。
海外送金の総コストを確認しよう
海外送金にかかる実質的な費用は、次のように考えられます。
海外送金の実質コスト
実質コスト = 送金手数料 + 為替コスト + 中継銀行手数料 + 受取銀行手数料
※実際の手数料の負担者や差し引かれるタイミングは、サービスや送金条件によって異なります。※実際の手数料の負担者や差し引かれるタイミングは、サービスや送金条件によって異なります。
海外送金サービスを比較するときは、送金手数料の安さだけでなく、受取人にいくら届くかを確認しましょう。
海外送金手数料が安いおすすめ銀行・サービス6選
ここからは、海外送金を検討する際に比較したい銀行・サービスを紹介します。
それぞれ手数料の仕組みや対応している送金方法が異なるため、自分の利用目的に合ったサービスを選びましょう。
- 1. Wise(ワイズ)|為替コストを抑えたい人におすすめ
-
海外送金の手数料を抑えたい人におすすめなのが、Wiseです。
Wiseは、海外送金や複数通貨の管理に対応したオンラインサービスです。
従来の銀行送金とは異なり、送金時にはミッドマーケットレートを使用し、送金額や入金方法などに応じた手数料を提示しています。
主な特徴は次のとおりです。
- 為替レートの上乗せがない
- 送金前に手数料や受取額を確認できる
- オンラインで送金手続きを進められる
- 複数の国・通貨への送金に対応している
- 送金額や入金方法によって手数料が変わる
Wiseでは、送金額や入金方法によって手数料が異なります。銀行振込で入金する場合と、カードで入金する場合では、費用に差が生じることがあります。
Wiseがおすすめの人
- 海外送金の手数料をできるだけ抑えたい人
- 為替レートの透明性を重視する人
- 海外に住む家族へ定期的に送金する人
- 送金前に受取額を確認したい人
- 2. SBIレミット|海外への仕送りにおすすめ
-
SBIレミットは、海外送金に特化したサービスです。
海外に住む家族への仕送りや、海外の銀行口座への送金などに利用できます。
送金先や受取方法によっては、銀行口座を持たない相手が現金で受け取れる仕組みもあります。
主な特徴は次のとおりです。
- 海外送金に特化したサービス
- 銀行口座宛ての送金に対応
- 送金先によって現金受取にも対応
- 送金先の国や受取方法に応じた手数料体系
- 多言語でのサポートに対応
SBIレミットでは、送金先や受取方法によって手数料が異なります。
また、2026年6月には、米ドル・ユーロ・英ポンドを主要通貨とする国への銀行口座宛て送金について、手数料の引き下げが発表されています。
SBIレミットがおすすめの人
- 海外に住む家族へ仕送りしたい人
- 海外送金を定期的に利用する人
- 銀行口座を持たない相手へ送金したい人
- 3. 楽天銀行|ネット銀行で海外送金したい人におすすめ
-
楽天銀行は、インターネットを中心に銀行サービスを利用できるネット銀行です。
海外送金にも対応しており、オンラインで手続きを進められます。
楽天銀行の海外送金では、送金手数料だけでなく、中継銀行手数料や為替レートも確認することが重要です。
主な特徴は次のとおりです。
- ネット銀行の海外送金サービスを利用できる
- オンラインで送金手続きを進められる
- 送金先や通貨によって手数料が異なる
- 海外送金に関する手数料を事前に確認できる
楽天銀行の送金手数料は、比較記事などで750円と紹介されることがあります。ただし、これは送金手数料の一部分であり、実質コスト全体を示すものではありません。
楽天銀行がおすすめの人
- 楽天銀行の口座を利用している人
- ネット銀行で海外送金をしたい人
- 銀行口座をまとめて管理したい人
- 4. ソニー銀行|外貨預金も活用したい人におすすめ
-
ソニー銀行は、外貨預金や外国為替サービスに強みを持つネット銀行です。
海外送金を利用する場合、外貨預金との組み合わせも検討できます。
外貨を保有している人や、海外で利用する資金を管理したい人にとって、比較候補となる銀行です。
主な特徴は次のとおりです。
- 外貨預金サービスが充実している
- 外貨を活用した資金管理ができる
- 海外送金に関するサービスを提供している
- 為替コストを確認しながら利用できる
ただし、海外送金の利用条件や手数料は、送金先や通貨などによって異なります。
また、外貨預金を利用する場合は、為替変動によって円換算した資産価値が変わる点にも注意しましょう。
ソニー銀行がおすすめの人
- 外貨預金を利用している人
- 海外で使う資金を管理したい人
- 為替コストを重視する人
- 5. 三菱UFJ銀行|大手銀行の海外送金を利用したい人におすすめ
-
三菱UFJ銀行は、海外送金に対応している大手銀行です。
海外の銀行口座への送金などに利用でき、既存の銀行口座を活用したい人にとって選択肢になります。
主な特徴は次のとおりです。
- 大手銀行の海外送金サービスを利用できる
- オンラインでの送金手続きに対応している
- 海外の銀行口座への送金に利用できる
- 送金先や通貨によって手数料が異なる
三菱UFJ銀行の海外送金では、送金手数料に加えて、為替コストや中継銀行手数料なども確認する必要があります。
三菱UFJ銀行がおすすめの人
- 三菱UFJ銀行の口座を利用している人
- 大手銀行の海外送金を利用したい人
- 銀行のサービスを中心に資金管理したい人
- 6. Western Union|現金受取を利用したい人におすすめ
-
Western Unionは、世界各国への送金に対応した国際送金サービスです。
送金先によっては、銀行口座への入金だけでなく、現金での受け取りにも対応しています。
海外に住む家族や知人が銀行口座を持っていない場合にも、選択肢となります。
主な特徴は次のとおりです。
- 国際送金に特化したサービス
- 送金先によって現金受取に対応
- 送金先の国や受取方法によって手数料が異なる
- 送金前に手数料や受取額を確認できる
ただし、現金受取に対応しているかどうかは、送金先の国や地域によって異なります。
また、送金手数料が安く見えても、為替レートによって実際の受取額が変わる場合があります。
Western Unionがおすすめの人
- 海外の家族や知人へ送金したい人
- 受取人が銀行口座を持っていない人
- 現金受取が必要な人
海外送金手数料を比較するときのポイント
海外送金サービスを比較するときは、次の5つのポイントを確認しましょう。
- 1. 送金手数料だけでなく総コストを比較する
-
海外送金の手数料を比較するとき、最初に目に入るのが送金手数料です。
しかし、送金手数料が安くても、為替レートに含まれるコストが高ければ、結果的に割高になることがあります。
例えば、次のようなケースを考えてみましょう。
比較項目 サービスA サービスB 送金手数料 500円 1,000円 為替コスト 3,000円 500円 合計コスト 3,500円 1,500円 この例では、送金手数料だけを見るとサービスAのほうが安く見えます。
しかし、為替コストまで含めるとサービスBのほうが安くなります。
海外送金では、受取人に最も多くの金額が届くサービスを選ぶことが重要です。
- 2. 送金先の国・通貨を確認する
-
海外送金の手数料は、送金先の国や通貨によって異なります。
例えば、アメリカへの米ドル送金と、ヨーロッパへのユーロ送金では、利用できるサービスや手数料体系が異なる場合があります。
また、同じ国でも、銀行口座への送金と現金受取では手数料が異なることがあります。
海外送金サービスを選ぶ際は、送金先の国と通貨を最初に確認しましょう。
- 3. 送金額によって比較結果が変わる
-
海外送金では、送金額によって有利なサービスが変わることがあります。
例えば、少額の送金では固定手数料が安いサービスが有利になる場合があります。
一方、高額送金では、送金額に対する手数料の割合や為替コストが重要になります。
そのため、海外送金を比較するときは、実際に送金する金額を入力して確認することが大切です。
- 4. 送金にかかる日数を確認する
-
海外送金では、手数料だけでなく、送金にかかる日数も重要です。
送金サービスによっては、比較的短時間で受取人に届く場合もあれば、数営業日かかる場合もあります。
送金先の国や銀行、本人確認、送金内容の確認などによっても、着金までの時間は変わります。
留学費用や家賃など、支払期限が決まっている場合は、余裕を持って送金しましょう。
- 5. 受取人の受取方法を確認する
-
海外送金では、受取人がどのようにお金を受け取るかも重要です。
主な受取方法には、次のようなものがあります。
- 海外の銀行口座への入金
- 現金での受け取り
- 対応サービスのアカウントへの入金
受取人が銀行口座を持っていない場合は、現金受取に対応したサービスが便利です。
一方、海外の銀行口座を持っている場合は、銀行口座への送金を比較するとよいでしょう。
海外送金手数料を安くする5つの方法
海外送金の手数料は、サービスの選び方や送金方法によって節約できる場合があります。
ここでは、海外送金の費用を抑えるための具体的な方法を紹介します。
- 1. オンライン海外送金サービスを活用する
-
海外送金の手数料を抑えたい場合は、オンライン海外送金サービスを比較しましょう。
WiseやSBIレミットなどは、海外送金に特化したサービスを提供しています。
銀行の海外送金と比較して、手数料や為替レートを確認しやすいサービスもあります。
ただし、すべての送金条件でオンラインサービスが安いとは限りません。
送金先や金額を入力し、実際の受取額を比較することが重要です。
- 2. 為替レートの良いタイミングを確認する
-
海外送金では、為替レートによって必要な日本円が変わります。
例えば、1ドル=150円のときに1,000ドルを送金する場合と、1ドル=155円のときに送金する場合では、必要な日本円に差が生じます。
ただし、為替レートは常に変動しており、将来の動きを正確に予測することはできません。
送金期限に余裕がある場合は、為替レートを確認しながら送金時期を検討するとよいでしょう。
- 3. 送金方法ごとの手数料を確認する
-
海外送金サービスでは、入金方法によって手数料が異なることがあります。
例えば、銀行振込で入金する場合と、デビットカードで入金する場合では、費用が変わることがあります。
Wiseでも、送金額や入金方法などによって手数料が異なります。
送金手続きを進める前に、利用できる入金方法と手数料を確認しましょう。
- 4. 中継銀行手数料や受取手数料を確認する
-
銀行を利用した海外送金では、中継銀行や受取銀行で手数料が発生することがあります。
送金手数料が安い銀行を選んでも、中継銀行手数料などが差し引かれると、受取人に届く金額が少なくなる場合があります。
海外送金をする際は、送金側の手数料だけでなく、受取人側の手数料も確認しましょう。
- 5. 送金前に複数のサービスでシミュレーションする
-
海外送金の手数料を節約するうえで、最も実践しやすいのが送金前のシミュレーションです。
複数のサービスで、同じ送金額・送金先・通貨を入力して比較しましょう。
確認したい項目は次のとおりです。
- 送金手数料
- 適用される為替レート
- 為替コスト
- 中継銀行手数料
- 受取銀行手数料
- 受取人に届く金額
- 着金までの日数
これらを比較することで、どのサービスが自分にとって有利なのか判断しやすくなります。
海外送金に関するよくある質問(FAQ)
まとめ|海外送金手数料は総コストで比較しよう
海外送金の手数料を抑えるためには、銀行や海外送金サービスの特徴を理解し、自分の送金目的に合った方法を選ぶことが重要です。
今回紹介したサービスの特徴をまとめると、次のようになります。
| サービス | おすすめの利用目的 |
|---|---|
| Wise | 為替コストを抑えたい |
| SBIレミット | 海外への仕送りや現金受取 |
| 楽天銀行 | ネット銀行で海外送金したい |
| ソニー銀行 | 外貨預金も活用したい |
| 三菱UFJ銀行 | 大手銀行の海外送金を利用したい |
| Western Union | 銀行口座を持たない相手へ送金したい |
海外送金では、送金手数料が安くても、為替レートや中継銀行手数料によって総コストが高くなる場合があります。
そのため、送金前には複数のサービスでシミュレーションし、受取人に届く金額を比較しましょう。
特に、海外送金を定期的に利用する人は、送金先や送金額に応じてサービスを使い分けることで、長期的な手数料の節約につながります。
海外送金の手数料を節約する第一歩は、送金手数料だけでなく、受取人に届く金額まで確認することです。
自分に合った銀行・サービスを選び、海外送金にかかる無駄なコストを減らしましょう。

