銀行にお金を預けるなら、できるだけ金利が高い銀行を選びたいものです。
しかし、銀行によって普通預金や定期預金の金利は異なり、キャンペーンや利用条件によっても受け取れる利息が変わります。
「金利が高い銀行はどこ?」
「ネット銀行と都市銀行では、どちらがお得?」
「普通預金と定期預金はどちらを選ぶべき?」
このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
金利が高い銀行を探すには、単純に金利の数字だけを比較するのではなく、預金の種類や適用条件、預け入れ期間などを確認することが大切です。
この記事では、金利が高い銀行の探し方から、普通預金・定期預金の比較方法、銀行選びで失敗しないためのポイントまで詳しく解説します。
自分に合った銀行を見つけて、効率よくお金を貯めていきましょう。
この記事でわかること
- 金利が高い銀行を探す具体的な方法
- 普通預金と定期預金の金利の違い
- ネット銀行の金利が高い傾向にある理由
- 高金利キャンペーンを利用するときの注意点
- 金利以外に確認したい銀行選びのポイント
- 預金金利を比較するときのおすすめの手順
金利が高い銀行を探すには?まず確認したい3つのポイント
金利が高い銀行を探すときは、最初に次の3つを確認しましょう。
- 普通預金と定期預金のどちらを利用するか
- 金利の適用条件があるか
- いつまでお金を預けられるか
この3つを整理することで、自分にとって本当にお得な銀行を見つけやすくなります。
1. 普通預金と定期預金の金利を比較する
銀行預金には、主に普通預金と定期預金があります。
それぞれ特徴が異なるため、目的に合わせて選ぶことが重要です。
| 預金の種類 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 普通預金 | 自由に入出金できる | 日常生活のお金を管理したい人 |
| 定期預金 | 一定期間預け入れる | しばらく使わないお金を貯めたい人 |
| 貯蓄預金 | 残高などの条件により金利が変わる | 普通預金とは別に貯蓄したい人 |
普通預金は、給与の受け取りや公共料金の引き落としなどに利用でき、必要なときにお金を引き出せます。
一方、定期預金は預け入れ期間が決まっているため、普通預金よりも高い金利が設定されることがあります。
ただし、定期預金は原則として満期まで引き出さずに利用する商品です。中途解約すると、当初の金利より低い利率が適用される場合があります。
そのため、生活費や急な出費に備えるお金は普通預金、当面使う予定のないお金は定期預金というように使い分けるとよいでしょう。
2. 金利の適用条件を確認する
銀行によっては、特定の条件を満たすことで普通預金の金利が上がるサービスを提供しています。
例えば、次のような条件です。
- 給与や年金の受取口座に指定する
- 銀行と証券会社の口座を連携する
- クレジットカードを利用する
- 銀行が指定するサービスを利用する
- 一定額以上の預金残高を維持する
こうした条件を満たせば、通常の金利よりも高い金利が適用されることがあります。
ただし、条件を満たすために不要なサービスを契約すると、かえって費用がかかる可能性があります。
金利が高くなる条件を確認し、自分が無理なく利用できる銀行を選びましょう。
3. 預け入れ期間を確認する
金利が高い銀行を探す際には、預け入れ期間も重要です。
定期預金の場合、同じ銀行でも預け入れ期間によって金利が異なります。
例えば、次のような違いがあります。
| 預け入れ期間 | 確認したいポイント |
|---|---|
| 3か月 | 短期間で資金を使う予定があるか |
| 6か月 | 半年程度、資金を固定できるか |
| 1年 | 金利と使いやすさのバランス |
| 3年 | 長期間預けるメリットがあるか |
| 5年 | 将来の金利変動や資金の必要性 |
長期間の定期預金は、短期間の商品より金利が高い場合があります。
しかし、将来的に金利が上昇した場合、預け入れ時の金利が固定される商品では、新しい高金利の商品に預け替えにくくなることもあります。
金利の高さだけでなく、資金を使う予定も考慮して選びましょう。
金利が高い銀行を探す具体的な方法
金利が高い銀行を探すには、複数の情報源を活用することが効果的です。
ここでは、具体的な探し方を紹介します。
- 方法1. 銀行の公式サイトで金利一覧を確認する
-
最も確実な方法は、銀行の公式サイトで金利一覧を確認することです。
銀行の公式サイトでは、普通預金や定期預金の金利が掲載されています。
確認する際は、次の項目をチェックしましょう。
- 普通預金の金利
- 定期預金の金利
- 預け入れ期間ごとの金利
- 預け入れ可能な最低金額
- 金利の適用条件
- キャンペーン金利の有無
- 金利の適用開始日
特に重要なのは、金利の適用開始日です。
銀行の金利は金融情勢などに応じて変更されるため、以前に確認した金利が現在も適用されるとは限りません。
全国銀行協会も、金融商品の最新の金利情報は銀行のホームページなどで確認するよう案内しています。
- 方法2. 銀行の金利比較サイトを利用する
-
複数の銀行の金利を効率よく比較したい場合は、銀行の金利比較サイトを利用する方法もあります。
比較サイトでは、普通預金や定期預金の金利を一覧で確認できるため、金利の高い銀行を見つけやすくなります。
例えば、次のような情報を比較できます。
- 普通預金金利ランキング
- 定期預金金利ランキング
- ネット銀行の金利比較
- キャンペーン金利の比較
- 預け入れ期間別の金利比較
ただし、比較サイトによって情報の更新頻度や掲載対象が異なります。
また、ランキングの金利が特定の条件を満たした場合の金利であることもあります。
比較サイトで候補を見つけたら、必ず銀行の公式サイトで最新の金利と適用条件を確認しましょう。
- 方法3. ネット銀行の金利を調べる
-
金利が高い銀行を探す際には、ネット銀行も比較対象に入れることをおすすめします。
ネット銀行は、店舗を持たない、または店舗数を限定して営業している銀行が多く、店舗運営にかかる費用を抑えやすい特徴があります。
そのため、預金金利や振込手数料などで魅力的なサービスを提供している銀行があります。
ただし、ネット銀行だから必ず金利が高いというわけではありません。
都市銀行や地方銀行でも、キャンペーンや特定の商品によって高い金利が設定されることがあります。
銀行の種類にこだわらず、幅広く比較することが大切です。
- 方法4. 銀行のキャンペーン情報を確認する
-
銀行によっては、新規口座開設や期間限定で金利を上乗せするキャンペーンを実施しています。
特に定期預金では、通常金利よりも高いキャンペーン金利が設定されることがあります。
キャンペーンを探す際は、次のような情報を確認しましょう。
- 新規口座開設キャンペーン
- 新規預入限定の定期預金
- 退職金専用の定期預金
- ボーナス時期の特別金利
- 他行からの資金移動を対象としたキャンペーン
ただし、キャンペーン金利には適用条件がある場合があります。
例えば、新しく口座を開設した人だけが対象だったり、一定額以上の預け入れが必要だったりするケースです。
また、キャンペーン終了後に通常金利へ戻ることもあります。
キャンペーンの金利だけで判断せず、適用期間や終了後の条件も確認しましょう。
普通預金の金利が高い銀行を探す方法
普通預金は、日常生活で使うお金を管理しながら利息を受け取れる預金です。
金利が高い普通預金を探す際は、次の3つを比較しましょう。
- 条件なしで高金利が適用される銀行を探す
-
普通預金の金利には、条件なしで適用される金利と、特定の条件を満たすことで適用される金利があります。
条件なしの金利は、口座に預けておくだけで適用されるため、手間がかかりにくい点がメリットです。
一方、条件付きの金利は、条件を満たすことで通常よりも高い金利が適用される場合があります。
例えば、給与の受取口座に指定することで金利が上がる銀行であれば、普段の給与振込口座として利用することでメリットを得られる可能性があります。
ただし、条件を達成できなければ高い金利は適用されません。
自分が利用できる条件かどうかを確認することが重要です。
- 預金残高によって金利が変わる銀行を探す
-
銀行によっては、預金残高に応じて適用金利が変わる商品があります。
例えば、一定額までは高い金利が適用され、それを超える部分には別の金利が適用される商品です。
このような商品では、預金残高によって実際に受け取れる利息が変わります。
金利が高い部分だけでなく、預け入れた金額全体にどのような金利が適用されるのか確認しましょう。
- 普通預金の金利は変動することを理解する
-
普通預金の金利は、一般的に変動金利です。
そのため、預け入れた時点の金利がずっと続くとは限りません。
銀行の金利が変更されれば、預金に適用される金利も変更される可能性があります。
普通預金を利用する場合は、定期的に金利を確認することが大切です。
定期預金の金利が高い銀行を探す方法
定期預金は、一定期間お金を預け入れることで利息を受け取る預金です。
普通預金よりも高い金利が設定される場合があり、まとまった資金を貯めたい人に向いています。
定期預金の金利を比較する際は、次のポイントを確認しましょう。
- 1年もの定期預金の金利を比較する
-
定期預金を初めて利用する人には、1年もの定期預金も比較対象にすることをおすすめします。
1年程度であれば、長期間資金を固定することなく、比較的短い期間で満期を迎えられます。
また、満期時に金利を比較して、別の銀行へ預け替えることも検討できます。
ただし、1年ものが必ず最もお得というわけではありません。
3年ものや5年ものの金利が高い場合もあるため、預け入れ期間ごとの金利を比較しましょう。
- キャンペーン金利と通常金利を比較する
-
定期預金では、キャンペーン金利が通常金利よりも高く設定されることがあります。
例えば、通常金利が年0.5%の定期預金に対して、キャンペーン期間中は年1.0%の金利が適用されるケースです。
ただし、キャンペーン金利は期間限定であることが多く、対象となる預け入れ金額や期間にも条件があります。
また、キャンペーンが終了した後に同じ条件で預け入れできるとは限りません。
そのため、キャンペーン金利だけでなく、通常金利も確認しておくことが大切です。
- 中途解約時の条件を確認する
-
定期預金は、原則として満期まで預け入れることを前提とした商品です。
やむを得ず中途解約する場合、当初の金利よりも低い中途解約利率が適用されることがあります。
そのため、近いうちに使う可能性があるお金を定期預金に預ける場合は注意が必要です。
急な出費に備える資金は普通預金に残し、余裕資金を定期預金に預けるとよいでしょう。
金利が高い銀行を探すならネット銀行がおすすめ?
金利が高い銀行を探す際に、ネット銀行は有力な比較対象になります。
ネット銀行は、インターネットやスマートフォンを中心に銀行サービスを提供しているため、店舗に行かずに口座開設や振込などの手続きを行える銀行が多くあります。
また、銀行によっては普通預金や定期預金の金利、ATM手数料、振込手数料などで魅力的なサービスを提供しています。
ただし、ネット銀行にもそれぞれ特徴があります。
ここでは、ネット銀行を選ぶ際に確認したいポイントを紹介します。
- ネット銀行を選ぶメリット
-
ネット銀行を利用するメリットには、次のようなものがあります。
- スマートフォンから口座残高を確認できる
- インターネットで振込手続きができる
- 店舗に行かずに手続きを進められる
- 銀行によっては高い預金金利が適用される
- ATMや振込の手数料優遇を受けられる場合がある
特に、銀行の窓口を利用する機会が少ない人にとっては、ネット銀行の利便性は大きなメリットです。
- ネット銀行を選ぶときの注意点
-
ネット銀行を選ぶ際は、金利だけでなく、次の点も確認しましょう。
確認項目 チェックする内容 ATM 利用できるATMの種類 ATM手数料 無料回数や手数料の条件 振込手数料 他行宛て振込の無料回数 アプリ 残高確認や振込の使いやすさ サポート 問い合わせ方法や対応時間 セキュリティ 不正利用対策や認証方法 金利が高くても、ATM手数料や振込手数料が多くかかると、実際のお得度が下がる可能性があります。
預金金利と手数料を合わせて比較することが大切です。
金利が高い銀行を比較するときの注意点
金利が高い銀行を探す際には、金利の数字だけで判断しないことが重要です。
ここでは、比較するときに注意したいポイントを紹介します。
- 金利は税引き前の数字で表示される
-
銀行の預金金利は、一般的に税引き前の年利で表示されています。
預金利息には、原則として20.315%の税金がかかります。
内訳は次のとおりです。
税金 税率 所得税 15% 復興特別所得税 0.315% 住民税 5% 合計 20.315% 例えば、100万円を年0.5%の金利で1年間預けた場合、税引き前の利息は5,000円です。
税引き後の利息は、概算で3,984円となります。
金利を比較する際は、実際に受け取れる利息も確認しましょう。
- 金利の適用条件を確認する
-
高い金利が表示されていても、誰でもその金利を利用できるとは限りません。
例えば、次のような条件がある場合があります。
- 新規口座開設者限定
- 一定額以上の預け入れが必要
- 給与受取口座の指定が必要
- 特定のサービスとの連携が必要
- 一定期間のみ適用される
条件を満たせるかどうかによって、実際のお得度は変わります。
- 預金保険制度の対象か確認する
-
銀行を選ぶ際には、預金保険制度についても確認しておきましょう。
日本の預金保険制度では、対象となる預金について、原則として1金融機関につき預金者1人あたり元本1,000万円までとその利息が保護されます。
ただし、すべての預金が同じように保護されるわけではありません。
外貨預金など、預金保険制度の対象外となる商品もあります。
高金利の預金を利用する際は、預金保険制度の対象かどうかも確認しましょう。
金利が高い銀行を探すときにおすすめの比較手順
ここまで紹介した内容を踏まえて、金利が高い銀行を探す際の手順をまとめます。
まず、預けるお金の目的を整理しましょう。
例えば、次のような使い分けが考えられます。
| お金の目的 | おすすめの預金 |
|---|---|
| 生活費 | 普通預金 |
| 急な出費への備え | 普通預金 |
| 近い将来に使う予定のないお金 | 定期預金 |
| 毎月の貯蓄 | 普通預金・積立定期預金 |
預金の目的を決めることで、比較すべき銀行や商品を絞り込みやすくなります。
次に、銀行の公式サイトや金利比較サイトで、預金金利を比較します。
普通預金を利用する場合は、条件なしの金利と条件付きの金利を確認しましょう。
定期預金を利用する場合は、預け入れ期間ごとの金利を比較します。
金利を比較したら、実際に受け取れる利息を計算してみましょう。
例えば、100万円を1年間預けた場合の税引き前利息は、次のようになります。
| 年利 | 税引き前利息 |
|---|---|
| 0.1% | 1,000円 |
| 0.3% | 3,000円 |
| 0.5% | 5,000円 |
| 1.0% | 10,000円 |
税引き後の利息は、ここから原則20.315%の税金が差し引かれます。
金利の差が小さくても、預け入れる金額が大きくなれば受け取れる利息の差も大きくなります。
金利が高い銀行を見つけたら、ATM手数料や振込手数料も確認しましょう。
例えば、普段からATMを利用する人は、ATM手数料が無料になる回数が多い銀行を選ぶと、利息以外のメリットも得られます。
また、スマートフォンアプリの使いやすさや問い合わせ窓口の充実度も確認しておきたいポイントです。
最後に、銀行の公式サイトで最新の金利や適用条件を確認します。
金利比較サイトに掲載されている情報が古い場合もあるため、預け入れる前に必ず確認しましょう。
特に、キャンペーン金利を利用する場合は、適用期間や対象者、預け入れ可能な金額などを確認することが重要です。
金利が高い銀行に関するよくある質問
まとめ|金利が高い銀行は条件を比較して選ぼう
金利が高い銀行を探すには、普通預金と定期預金の金利を比較するだけでなく、適用条件や預け入れ期間なども確認することが大切です。
この記事のポイントをまとめます。
- 普通預金と定期預金では特徴が異なる
- ネット銀行も比較対象に入れる
- 条件付きの金利は適用条件を確認する
- キャンペーン金利は適用期間や終了後の条件を確認する
- 金利は税引き前の数字で表示されることが多い
- ATM手数料や振込手数料も比較する
- 預金保険制度の対象かどうかを確認する
- 預け入れる前に銀行の公式サイトで最新情報を確認する
金利が高い銀行を選ぶことは、預金を効率よく増やすための大切なポイントです。
ただし、金利が高い銀行が必ずしも自分にとって最適な銀行とは限りません。
日常生活で使うお金は普通預金、しばらく使わないお金は定期預金というように、目的に合わせて使い分けることも検討しましょう。
Debit*Magazineでは、銀行口座の選び方やネット銀行の比較、預金金利に関する情報を紹介しています。
自分に合った銀行を見つけて、無理なくお金を貯めていきましょう。
※本記事は一般的な金融情報の提供を目的としています。金利や商品内容は変更される場合があります。実際に預け入れる際は、各金融機関の公式サイトで最新情報をご確認ください。

