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メインバンクとサブバンクの決め方|銀行口座の賢い選び方と使い分けを解説

メインバンクとサブバンクの決め方

銀行口座を開設するとき、「メインバンクとサブバンクはどう選べばいい?」「銀行口座は複数持ったほうがいい?」「給与振込や貯蓄におすすめの銀行は?」と悩む方も多いのではないでしょうか。

銀行口座は、1つにまとめても管理できますが、目的に応じてメインバンクとサブバンクを使い分けると、生活費と貯蓄を分けやすくなり、ATM手数料や振込手数料の節約にもつながります。

ただし、口座を増やしすぎると残高の確認や入出金の管理が複雑になるため、自分の生活スタイルに合った銀行選びが大切です。

この記事では、メインバンクとサブバンクの違いから、銀行を選ぶ5つのポイント、目的別の使い分け方、口座管理の注意点までわかりやすく解説します。

目次

この記事でわかること

  • メインバンクとサブバンクの違い
  • メインバンクを決めるときに確認したい5つのポイント
  • サブバンクの選び方とおすすめの活用方法
  • 給与振込・生活費・貯蓄に適した口座の使い分け
  • 銀行口座を複数持つメリットと注意点

メインバンクとサブバンクの違いとは?

メインバンクとは、給与や年金などの受け取り、公共料金やクレジットカードの引き落とし、日常的な入出金などに利用する中心的な銀行口座です。

一方、サブバンクとは、メインバンクを補う目的で利用する銀行口座を指します。貯蓄用、振込手数料の節約用、投資資金の管理用など、特定の目的に合わせて使い分けます。

それぞれの役割を整理すると、次のとおりです。

比較項目メインバンクサブバンク
主な目的日常のお金の管理特定の目的に合わせた管理
給与・年金の受け取り主に利用する必要に応じて利用する
生活費の引き落とし集約するのがおすすめ原則として必要なものに限定
貯蓄生活予備費などを管理生活費と分けた貯蓄に活用
ATM・振込日常の利便性を重視手数料や無料回数を重視
銀行選びの基準使いやすさ・安定した管理金利・手数料・特定のサービス

大切なのは、銀行の数を増やすことではなく、それぞれの口座に明確な役割を持たせることです。

たとえば、給与を受け取る口座に生活費を残し、毎月決まった金額をサブバンクの貯蓄用口座へ移す方法なら、使うお金と貯めるお金を区別しやすくなります。

メインバンクを決める5つのポイント

メインバンクは日常的に使う機会が多いため、金利だけでなく、使いやすさや手数料、各種引き落としへの対応などを総合的に比較しましょう。

1. ATM手数料が安く、使いやすいか

現金を引き出す機会が多い方は、ATMの利用手数料を確認しましょう。

銀行によって、ATMの利用手数料や無料になる条件は異なります。自行ATMでは無料でも、コンビニATMでは手数料がかかる場合があります。

確認したいポイントは次のとおりです。

  • 自宅や職場の近くに利用しやすいATMがあるか
  • コンビニATMで入出金できるか
  • ATM手数料が無料になる回数は何回か
  • 無料回数に残高や取引条件があるか
  • 平日夜間や土日祝日も使いやすいか

たとえば、現金をあまり使わない方なら、コンビニATMの無料回数が少なくても問題ないかもしれません。一方、現金を頻繁に引き出す方は、ATMの場所と手数料を優先して比較するとよいでしょう。

自分が実際に使うATMで、どのくらい手数料がかかるかを確認することが重要です。

2. 他行への振込手数料が安いか

家賃の振り込みや家族への送金、ほかの銀行口座への資金移動が多い方は、振込手数料も重要な比較ポイントです。

銀行によっては、インターネットバンキングの利用や預金残高、取引状況などに応じて、他行宛ての振込手数料が無料になる場合があります。

比較するときは、次の項目を確認しましょう。

  • 他行宛ての振込手数料
  • 振込手数料の無料回数
  • 無料回数が適用される条件
  • スマートフォンから振り込みできるか
  • 振込限度額を変更できるか

特に、毎月複数回の振り込みをする方は、1回あたりの手数料だけでなく、月間の無料回数まで比較するのがおすすめです。

なお、手数料や無料条件は変更されることがあるため、口座開設前に各銀行の公式サイトで最新情報を確認してください。

3. 給与振込や各種引き落としに対応しているか

メインバンクは、給与の受け取りや生活費の支払いをまとめられると便利です。

給与振込口座として指定できるかに加え、公共料金、クレジットカード、携帯電話料金、家賃などの支払いに利用できるかも確認しましょう。

特に注意したいのが、勤務先やサービス提供会社による対応状況です。

銀行口座があっても、勤務先の給与振込手続きや一部の口座振替で利用できない場合があります。給与振込先に指定する前に、勤務先へ確認しておくと安心です。

また、給与受取口座を変更するときは、既存の引き落とし先も忘れずに変更しましょう。

4. 普通預金金利や優遇サービスが魅力的か

銀行口座にある程度のお金を置いておく方は、普通預金金利も比較しましょう。

普通預金金利が高い銀行を選べば、預けているお金に応じた利息を受け取れます。ただし、金利だけでメインバンクを決めるのはおすすめできません。

ATM手数料や振込手数料が多くかかれば、金利によるメリットが小さくなる可能性があるからです。

比較する際は、次の点を確認してください。

  • 通常の普通預金金利
  • 金利優遇の対象となる条件
  • 給与受取や口座振替による特典
  • ATM・振込手数料の優遇
  • 優遇条件を継続して満たせるか

特定のサービスを利用した場合に金利が上がる銀行もありますが、対象商品や適用条件は銀行ごとに異なります。

金利だけでなく、手数料と優遇条件を含めた総合的なお得さで判断しましょう。

5. スマートフォンアプリが使いやすいか

銀行口座を日常的に利用するなら、スマートフォンアプリの使いやすさも重要です。

残高や入出金履歴をすぐに確認できれば、お金の流れを把握しやすくなります。

確認したい機能は次のとおりです。

  • 残高・入出金履歴の確認
  • 振込や振替の手続き
  • 入出金通知
  • 定額自動振込や自動入金などの機能
  • 生体認証などのセキュリティ機能

特に、家計管理を効率化したい方には、入出金履歴や通知機能が充実した銀行が向いています。

ただし、すべての銀行が同じ機能を提供しているわけではありません。利用したい機能がある場合は、対応状況や利用条件を事前に確認しましょう。

サブバンクを決める4つのポイント

サブバンクは、メインバンクで足りない機能を補うように選ぶのが基本です。

メインバンクと同じ条件の銀行をもう1つ持つよりも、目的の異なる銀行を組み合わせることで、口座を増やすメリットを活かしやすくなります。

1. 貯蓄用なら金利とお金の分けやすさを重視する

貯蓄用のサブバンクは、生活費と貯蓄を分けて管理したい方に向いています。

たとえば、給与が入ったら毎月3万円を貯蓄用口座へ移すルールを作れば、生活費として使える金額が明確になります。

貯蓄用口座を選ぶ際は、次のポイントを確認しましょう。

  • 普通預金や定期預金の金利
  • 金利が適用される条件
  • 他行からの入金方法と手数料
  • 必要なときに引き出しやすいか
  • 目的別にお金を管理できるか

近いうちに使う予定のあるお金や緊急予備資金は、引き出しやすさも大切です。一方、当面使う予定のないお金は、定期預金なども選択肢になります。

ただし、定期預金は商品によって中途解約時の利息などが異なるため、条件を確認して利用しましょう。

2. 振込手数料を節約できる銀行を選ぶ

他行への振り込みが多い方は、振込手数料の無料回数や条件に注目してサブバンクを選ぶ方法があります。

たとえば、メインバンクからサブバンクへ資金を移し、サブバンクから振り込む方法が便利なケースもあります。

ただし、資金移動そのものに手数料がかかると、節約効果が小さくなることがあります。

口座間の資金移動を含めた手数料を確認し、実際にどの程度のメリットがあるかを判断しましょう。

3. メインバンクとは異なる銀行を選ぶ

メインバンクとサブバンクを別の銀行にすると、利用できるサービスの幅が広がります。

たとえば、メインバンクを給与受取や各種引き落としに便利な銀行にし、サブバンクを貯蓄や振込手数料の節約に向いた銀行にする方法です。

また、異なる銀行を利用することで、一方の銀行でシステム障害などが発生した際に、もう一方の口座を利用できる可能性があります。

ただし、障害の内容や利用できるサービスによっては、別の銀行口座でも必要な取引ができない場合があります。予備の現金なども含めて備えておくと安心です。

4. 預金保険制度の対象や保護範囲を確認する

銀行を複数利用する場合は、預金保険制度についても知っておきましょう。

日本の預金保険制度では、一般預金等について、原則として預金者1人あたり、1金融機関ごとに元本1,000万円までとその利息等が保護されます。

同じ金融機関に複数の口座を持っている場合は、原則としてそれらを合算して保護範囲が判断されます。

一方、決済用預金など、要件を満たす預金は全額保護の対象です。外貨預金など、預金保険制度の対象外となる商品もあります。

預金を分散する場合は、口座数だけでなく、金融機関単位で預金額や商品の種類を確認することが大切です。

メインバンクとサブバンクのおすすめの組み合わせ

どの銀行を選ぶべきかは、生活スタイルやお金の使い方によって変わります。

ここでは、代表的な組み合わせを紹介します。

スクロールできます
利用目的メインバンクの選び方サブバンクの選び方
給与受取と生活費管理給与振込・口座振替に対応し、日常的に使いやすい銀行貯蓄用の銀行
手数料の節約ATMを利用しやすく、無料回数が十分な銀行他行振込の条件がよい銀行
貯蓄を優先生活費を管理しやすい銀行金利や貯蓄機能を比較した銀行
対面での相談を重視近くに店舗がある都市銀行や地方銀行オンラインサービスに強いネット銀行
ネット銀行を中心に使うアプリや手数料条件が自分に合うネット銀行別の銀行の貯蓄用口座や予備口座

たとえば、店舗で相談できる安心感を重視するなら都市銀行や地方銀行をメインバンクにし、ネット銀行をサブバンクにする方法があります。

反対に、普段の取引をスマートフォンで完結させたい方は、ネット銀行をメインバンクにする選択肢もあります。

どの組み合わせでも、給与受取や引き落としに対応しているか、手数料がいくらかかるかを事前に確認しましょう。

メインバンクとサブバンクを使い分ける具体例

ここでは、給与を受け取る会社員を例に、口座の使い分け方を紹介します。

例:毎月の給与を3つの目的に分ける

手取り給与が25万円の場合、次のように分ける方法があります。

お金の用途金額の例管理する口座
家賃・公共料金・カード支払い12万円メインバンク
食費・日用品・交際費など8万円メインバンク
貯蓄3万円サブバンク
趣味・予備費など2万円メインバンクまたは別口座
合計25万円—
※金額は使い分け方を説明するための例です。実際の生活費や貯蓄額に合わせて調整してください。

この例では、メインバンクに生活費を残し、毎月3万円をサブバンクへ移します。

毎月の貯蓄を自動化できるサービスがあれば、振替の手間を減らせる場合があります。利用できる機能や手数料は銀行によって異なるため、事前に確認しましょう。

また、給与振込口座から家賃やカード代金などが引き落とされる場合は、支払日に必要な残高を確保することが重要です。

貯蓄に回しすぎて引き落としができなくならないよう、まずは毎月の支出を把握し、無理のない金額から始めましょう。

メインバンクとサブバンクを使い分けるメリット

生活費と貯蓄を分けて管理できる

生活費と貯蓄を同じ口座に置いていると、残高が多く見えて使いすぎてしまうことがあります。

貯蓄用の口座を分ければ、生活費として使えるお金と、将来のために残しておくお金を区別しやすくなります。

ATM・振込手数料を節約しやすい

銀行ごとの手数料や優遇サービスを比較し、利用目的に合う口座を使うことで、手数料を減らせる可能性があります。

ただし、無料回数や適用条件は銀行によって異なります。自分の利用頻度に合っているかを確認することが大切です。

万が一に備えやすい

別の銀行にも口座を持っておけば、一方の銀行のシステム障害やカードのトラブルなどで利用できないときに、もう一方の口座が役立つ場合があります。

ただし、銀行の障害や通信環境などによっては、複数の口座があっても利用できない可能性があります。必要な現金を手元に用意しておくことも検討しましょう。

メインバンクとサブバンクを使い分ける際の注意点

複数口座にはメリットがある一方、管理の手間が増えることもあります。

口座を増やしすぎない

銀行口座が多すぎると、残高の確認や資金移動が複雑になります。

最初はメインバンク1つとサブバンク1つから始め、必要に応じて増やす方法がおすすめです。

口座残高と引き落とし日を管理する

複数口座を利用すると、必要なお金が別の口座に入っていて、引き落とし口座の残高が不足することがあります。

給与振込日、クレジットカードの引き落とし日、家賃の支払日などを確認し、必要な残高を確保しましょう。

使っていない口座を定期的に確認する

長期間利用していない口座は、残高や登録情報を確認し、今後も必要かどうかを見直しましょう。

銀行によっては、一定期間利用がない口座について未利用口座管理手数料などが発生する場合があります。適用条件は金融機関によって異なるため、公式サイトで確認してください。

セキュリティ対策を徹底する

複数の銀行口座を利用する場合は、各銀行のアプリやログイン情報を安全に管理しましょう。

  • 銀行ごとに推測されにくいパスワードを設定する
  • 多要素認証など、銀行が提供するセキュリティ機能を利用する
  • 利用通知や入出金通知を設定する
  • 不審なメールやSMSのリンクを安易に開かない
  • 身に覚えのない取引があれば、速やかに銀行へ連絡する

銀行の公式アプリや公式サイトから手続きを行うことも、被害を防ぐための基本です。

メインバンクとサブバンクの決め方に関するよくある質問

メインバンクとサブバンクは何個ずつ持つべきですか?

メインバンクは1つに決め、サブバンクは必要に応じて1〜2つ持つ方法が考えられます。

ただし、最適な口座数は人によって異なります。貯蓄用や事業用など、明確な目的がなければ、無理に口座を増やす必要はありません。

メインバンクはネット銀行でも問題ありませんか?

ネット銀行をメインバンクにすることも可能です。

ATMや振込の手数料、アプリの使いやすさ、給与振込や口座振替への対応状況などが自分の生活スタイルに合っていれば、日常的な口座として利用できます。

ただし、対面での相談を重視する方は、店舗のある銀行も比較するとよいでしょう。

サブバンクはメインバンクと別の銀行にすべきですか?

必ず別の銀行にする必要はありません。

同じ銀行内で目的別口座や貯蓄機能を利用できる場合は、それだけで十分なこともあります。

一方、別の銀行を利用すれば、金利や手数料などの異なるサービスを組み合わせられます。管理の手間とメリットを比較して決めましょう。

貯蓄用のサブバンクは普通預金と定期預金のどちらがよいですか?

必要なときにすぐ使いたいお金は普通預金、一定期間使う予定のないお金は定期預金が選択肢になります。

ただし、定期預金は中途解約時の利息や条件が商品によって異なります。生活費や緊急予備資金を確保したうえで、利用目的に合った預金を選びましょう。

メインバンクを変更するときに注意することはありますか?

給与振込口座や公共料金、クレジットカード、家賃などの引き落とし先を確認し、必要な変更手続きを行いましょう。

また、旧口座に未処理の入出金や引き落としが残っていないかを確認してから、利用を終了するか判断することが大切です。

メインバンクは金利が高い銀行を選ぶべきですか?

金利は重要な比較ポイントですが、それだけで決める必要はありません。

メインバンクは日常の入出金や引き落としに使うため、ATM手数料、振込手数料、給与振込への対応、アプリの使いやすさなども確認しましょう。

貯蓄を重視する場合は、金利に優れた銀行をサブバンクとして利用する方法もあります。

まとめ|目的に合ったメインバンクとサブバンクを選ぼう

メインバンクとサブバンクを上手に使い分けるには、まず日常のお金を管理するメインバンクを決め、そのうえで必要な機能を補うサブバンクを選ぶことが大切です。

メインバンクは、給与振込や各種引き落としへの対応、ATMの使いやすさ、振込手数料、アプリの機能などを総合的に比較しましょう。

サブバンクは、貯蓄や手数料の節約など、具体的な目的に合わせて選ぶと活用しやすくなります。

最後に、銀行口座を選ぶ際のポイントを整理します。

  • メインバンク: 給与受取や生活費の支払いに使いやすい銀行を選ぶ
  • サブバンク: 貯蓄や振込手数料の節約など、目的に合う銀行を選ぶ
  • 口座数: まずはメインバンク1つとサブバンク1つから検討する
  • 手数料: ATM・振込の無料回数と適用条件を確認する
  • 管理方法: 生活費と貯蓄を分け、引き落とし口座の残高を管理する

銀行口座は、数を増やすこと自体が目的ではありません。自分の生活スタイルに合った銀行を選び、それぞれの役割を明確にすることが、無理なくお金を管理するための第一歩です。

まずは現在使っている銀行口座を見直し、メインバンクとサブバンクの役割を整理するところから始めてみましょう。


参考情報

記事の内容を確認する際は、次の公的機関・金融関連情報も参考になります。

  • 全国銀行協会:銀行の種類や銀行サービスに関する情報
  • 預金保険機構:預金保険制度の仕組みと保護範囲
  • 各銀行の公式サイト:ATM・振込手数料、預金金利、口座振替などの最新条件

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。預金金利や手数料、各種サービスの条件は変更される場合があるため、利用前に各金融機関の公式情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

正吉のアバター 正吉 Debit*Magazine編集長

元金融機関社員、現在はIT企業勤務。50代の生活者として、複数のネット銀行口座を日常的に利用しています。金融業界での勤務経験と実際の利用経験を活かし、銀行口座の比較・選び方、預金金利、手数料節約、ポイント活用など、お金にまつわる実用的な情報をわかりやすく発信しています。

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